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マック・インターネットの知識

 

Last updated: August 17, 2007

 

PayPalの概要と機能

PayPalの歴史と概要

PayPalは米国で1998年にMax LevchinとPeter Thielによって始められ、インターネット上での決済サービスを提供しています。もともと、米オークションサイト大手eBayとYahoo!Auctions(当時は無料でサービスを提供し、現在は数カ国で閉鎖)での個人同士の決済を視野に入れて始められたサービスです。PayPalが当時急速に広まった理由は色々ありますが、次の点が挙げられます。

  • PayPalにより個人間の決済が可能になった。
  • アカウントを開設すると5ドルのクレジットをもらえた。
  • 送金手数料が完全に無料だった。
  • 1998〜99年から米でオンライン・オークションのブームが起こった。eBay、Yahoo!Auctions、Egghead、Ubid等が人気。
  • クレジットカードをもっていなくてもオンライン上の決済を可能にし、手軽に銀行口座からの資金の引き出しまたは入金を可能にした。

実際、米国に住んでいた時に個人的にPayPalを1998年のサービス開始直後にそれを使い始めましたが、とても画期的なアイデアだと感動したことを思い出します。

またPayPalは2002年に米オークションサイトの大手eBayによって買収されました。

 

PayPal 使い方

 

日本の事業者にとってのPayPalの利点

PayPalを利用する上での大きな利点がクレジットカードによる決済です。日本の会社でオンラインのクレジットカードの決済を代行してくれる会社は幾つかあります。例えばあの宅急便の「クロネコヤマト」です。ただこれらの会社では手数料が最低でも代金の3%、通常は4〜5%の間、そしてその他にも数千円から数万円の月額利用料などもあります。PayPalではアカウントの種類が3つありますが、プレミア及びビジネスアカウントの場合、クレジットカード及びPayPalアカウント間での決済において、手数料が代金の2.4%〜3.4%プラスUS$0.30*(日本円に換算して約37円)となっています。月額利用料金や年会費などはありません。

  PayPal 使い方

以前は、PayPalのサービスは一般の日本人が使うには機能が限定していました。現在改善されているのは、日本語によるサポート体制(2007年6月ぐらいから向上)と日本の銀行口座への資金の容易な引き出しです。以前でも日本の銀行口座への資金の引き出しは可能だったものの、手数料の問題や日本人に対するサポート体制の未整備のために、日本人にとっては不備なサービスでした。現在では同サイトの多くのページが日本語で見れるように整備されています。また引き出しの手数料は現在では¥50,000の場合は無料となっています。ただ資金を日本円以外の通貨で保有している場合は、残高をまず日本円に交換する必要があるので、その際に小額の為替損益がでることも考えられます。もちろん最初から(買い手は買い手の通貨で払い)事業主が日本円で料金を請求することも可能です。その場合は当然為替の交換という行為自体なくなります。

 

日本の事業者にとってのPayPalの欠点

PayPalが日本人に対してのサポート体制を整えているとは言っても、結局は事業主は米国の会社。よって全ての資料が日本語で閲覧できる訳ではありません。結局、英語が全く苦手という方はPayPalを避けて、日本語で完全に対応してくれる決済代行サービスをやっているサイトを選んだ方が良いでしょう。

最近はサポート体制が良くなったかもしれませんが、数ヶ月前(2007年4月ぐらい)に「ブラウザーによってはクレジットカードを扱えないのは何故」と訊いたところ、何の返事も受け取らなかったということもあります。そのような会社では顧客からの質問に必ずしも答えなくてもよいという社内の風潮ができてしまっているのかもしれませんので、サポート体制を重視する方はPayPalを避けた方が良いかもしれません。もしかすると何かの不備でPayPalが質問を受け取っていなかったのでは?実際、PayPalは質問を受け取っていました。先日、ちょうどいい機会に不満を訴えたところ約2ヶ月遅れで返答がありました。

更には、PayPalのサイトの主要言語が英語から日本語、日本語から英語とちょこちょこ変わって使いにくいということもきっと感じるでしょう。
  PayPal 使い方

 

日本の銀行口座への資金の引き出し

日本の銀行口座へ現金を引き出す場合には注意が必要なので簡単に説明します。まず銀行口座を登録しますが、内容に間違いがあると、送金の手続きをして4・5日後にPayPalから電子メールで送金が失敗したという趣旨の通知がきて、更には620円ぐらいの送金手数料を請求されます。

銀行口座を登録するにはマイアカウントの右端にあるプロファイルをまずクリックします。続いてプロファイルの画面で財務情報下の銀行口座をクリックします。次の画面では登録された銀行口座の一覧表が表示されます。右端の「追加」ボタンをクリックして下さい。

続いて以下の注意項目気を付けながら銀行口座の情報を入力して下さい。一番注意する点は銀行口座名です。口座名に「株式会社」や「有限会社」とついている場合は、部分的にその呼称をつけますが、その形態名(株式会社、有限会社、合資会社など)が会社名の前か後ろにつくかで呼称の文字が変わるので気をつけて下さい。PayPalのサイトにもその注意書きがありますが、PayPalの説明は株式会社と有限会社の2形態にしか対応していなく、合資会社や財団法人などの場合を想定していません。

  • 銀行口座の名義は全角カタカナで。 例)シ)マツクハウス
  • 銀行名は(半角)英数字で。 例)RESONA
  • 支店の所在地は英数字で。 例)TSURUMA BRANCH
  • 小文字(ァ、ッ、ョ など)は大文字に変換。 例)マツクハウス、トウキヨウ

もしわからない場合はどうするのか。銀行の通帳を見てみて下さい。銀行によっては必要な情報が通帳内に記載されています。また銀行の外国為替の部署に電話して尋ねてみるのもいいでしょう。

 

PayPalを利用するにあたっての注意

 

PayPalはeBayと同様にこの2・3年フィシング(phishing)詐欺の対象としてよく使われています。例えば、右の画像が実際に当サイトが受け取ったフィシング詐欺のメールです。何故PayPalが狙われるのか。それはPayPalがインターネットでのみ現金を扱っているからです。このような場合には気を付けて下さい。

  1. HotmailやYahoo!のアカウントにメールが届いた。
  2. ログインしろ、との内容が再三に渡って書いてある。
  3. 送信者がPayPalではない。
  4. GIFやJPEGの添付書類を使っている。
  5. メールに誤字が目立つ。


大切なのは、PayPalから「ログインしろ」という趣旨のメールが届くことはまずあり得ません。

  PayPal 使い方

 

PayPal 使い方

 

ところでPayPalのサイトはこちらです。

 

* 平成19年7月8日現在のPayPalの資料に基づく。